小学校生活で見られる困りごとと向き合い方
発達障害や発達に特性のあるお子さまが小学校に入学すると、集団生活のなかでさまざまな「困りごと」に直面することがあります。幼稚園・保育園では目立たなかった特性が、小学校の環境で表面化するケースも少なくありません。
この記事では、小学校生活でよくある困りごとの例と、ご家庭でできるサポートについてご紹介します。発達障害のあるお子さまの特性は一人ひとり異なりますので、あくまで参考としてお読みください。
発達障害のある小学生によくある困りごと6つ
1. 授業中に席を離れてしまう
45分間じっと座っていることが難しく、授業中に立ち歩いてしまうことがあります。注意力を持続することが苦手だったり、体を動かしたい衝動を抑えにくかったりすることが背景にある場合があります。
2. お友だちとのコミュニケーションがうまくいかない
相手の気持ちを読み取ることや、場の空気に合わせた行動が苦手な場合、友だちとの関わりでトラブルになることがあります。本人に悪気はなくても、誤解を受けやすい場面が出てきます。
3. 忘れ物や持ち物の管理が難しい
持ち物の準備や整理が苦手で、忘れ物が多くなることがあります。注意の切り替えが難しかったり、物事を順序立てて考えることが苦手だったりする特性が関係していることがあります。
4. 気持ちの切り替えが難しい
好きな活動から次の活動に移るとき、気持ちの切り替えがうまくいかないことがあります。予定の変更に対して強い不安や抵抗を感じるお子さまもいます。
5. 読み書きや計算につまずく
知的な発達に遅れがなくても、文字の読み書きや計算に困難を感じるお子さまがいます。発達障害の一つである学習障害(LD)の特性として、特定の分野だけが極端に苦手になるケースがあります。
6. 感覚の過敏さによる困りごと
教室の騒がしさ、蛍光灯のちらつき、給食の匂いなど、感覚刺激に過敏に反応してしまうお子さまもいます。本人にとっては大きなストレスですが、周囲からは気づかれにくいことがあります。
家庭でできるサポート
学校での困りごとは、ご家庭での関わり方を工夫することで軽減できる場合があります。以下のポイントを参考にしてみてください。
視覚的な支援を取り入れる
口頭での指示だけでなく、絵カードやチェックリスト、スケジュール表などの視覚的な手がかりを使うことで、お子さまが見通しを持ちやすくなります。朝の支度や持ち物の準備にも効果的です。
環境を整える
お子さまが集中しやすい環境づくりも大切です。勉強するスペースには余計なものを置かない、刺激の少ない場所を選ぶなど、小さな工夫でお子さまの「できた」が増えることがあります。
「できたこと」に注目して褒める
うまくいかない場面が多いと、つい注意が増えがちです。しかし、小さな成功体験を認めて褒めることが、お子さまの自信や意欲を育てます。「全部できた」ではなく「ここまでできた」に目を向けてみてください。
無理のない範囲でルーティンをつくる
毎日の生活にある程度の決まったパターンがあると、お子さまは安心して過ごせます。帰宅後の過ごし方など、無理のない範囲でルーティンを作ってみましょう。
学校との連携が大切
お子さまの困りごとに対応するには、ご家庭と学校が情報を共有し、一貫した対応をとることが重要です。
- 担任の先生との面談:学校での様子を定期的に確認し、家庭での取り組みも伝えましょう
- 特別支援コーディネーターへの相談:多くの小学校に配置されており、支援の方法について一緒に考えてもらえます
- 個別の支援計画の活用:必要に応じて、個別の教育支援計画や指導計画を作成してもらうことも可能です
- 通級指導教室の利用:通常の学級に在籍しながら、週に数時間、個別の指導を受けられる制度です
放課後等デイサービスでできること
発達障害のあるお子さまにとって、学校や家庭だけでなく放課後等デイサービスも小学校生活のサポートに役立ちます。
- SST(ソーシャルスキルトレーニング):友だちとの関わり方、気持ちの伝え方、ルールの理解など、社会性を身につけるトレーニングを楽しく行います
- 学習支援:学校の宿題に取り組む時間を設け、お子さまのペースに合わせてサポートします
- 運動療育:体を動かすことで、体幹の安定や感覚統合の発達を促します
- 安心できる居場所:学校とは異なる少人数の環境で、安心して自分を表現できる場所になります
ウィズ・ユー川崎新百合ヶ丘では、お子さまの特性に合わせた個別支援計画に基づき、一人ひとりに合ったプログラムを提供します。詳しくはサービス紹介や放課後等デイサービスのページをご覧ください。
よくあるご質問
Q. 発達障害の診断がなくても放課後等デイサービスは利用できますか?
A. はい、医師の診断がなくても障害児通所受給者証を取得できれば利用可能です。受給者証の取得方法についてはお気軽にご相談ください。
Q. 何歳頃から療育を始めるのがよいですか?
A. 早い段階から支援を受けることで、お子さまの成長をより効果的にサポートできるといわれています。「気になるかも」と思った段階でのご相談をおすすめします。詳しくは療育は何歳から?の記事もご参考ください。
「うちの子、もしかして?」と感じたら
お子さまの行動に気になるところがあっても、すぐに判断する必要はありません。まずは専門機関や事業所に相談してみることが大切です。グレーゾーンのお子さまの相談先については、グレーゾーンの相談先と判断基準の記事もあわせてご覧ください。
まずはお気軽にご相談ください
川崎市麻生区・新百合ヶ丘のウィズ・ユー川崎新百合ヶ丘は2026年8月開所予定です。発達障害のあるお子さまの小学校生活でのお悩みについて、専門スタッフが一緒に考えます。見学・ご相談は随時受け付けております。
TEL: 070-9123-0664
受付時間: 月曜日〜土曜日 9:00〜19:00